自分と繋がり いのち本来の喜びを生きる Rieのブログ

インドに飛び込み体感し得たものは、本当の自分を生きる知恵。

ヨガをするのはなんのため?

ある人は

「このヨガは禅定をしているみたいだね」とおっしゃいました。

 

またある人は

「このヨガをひと言でいうなら【静謐】っと言葉がピッタリだわ」

とおっしゃいました。

 

またまたある人は

「このクラスに来るとね、ポーズができないこと、

肩が痛いからダメとかそうゆう事じゃなくてね、

 

風に揺れる柳のように、踏ん張るんじゃなくて

揺れてもちゃんと真ん中にもどればいいんだなって感じたりするの」

と溢れんばかりの心の声を聞かせてくれました。

 

これまでヨガスタジオ、地域の交流センター、スポーツジム、寺ヨガなど

様々なところでたくさんの方にこのヨガを体験していただいき、

たくさんの感想を受け取ってきました。

 

個々のご感想、気づきのペースももちろん違います。

感じ方はその人それぞれのもの。

正解も間違いもありません。

 

「心地よかった。リラックスできました。」

 

その一言で十分私は嬉しいですし、

ガイドをしながらその場の空気が徐々に丸みを帯びていく過程は

とてもとても神聖でいつまでも浸っていたくなるような光景です。

 

一人一人の呼吸が作り出すその深い瞑想空間。

これは実際体験・体感して味わってみないとわかりません。

 

言葉で伝えることは大切ですが、

言葉にすると陳腐に感じてしまうときもある。

  

私は科学的に打ち出された「数値」は、

事を理解する上で参考(ヒント)として

使います。物理的なお話を聞くことも、

解釈することにも好きですけどね^^

 

それでも、

私が地味で流行らないと言われるこのヨガを、

抽象的なままアーユルヴェーダを伝え続けるのは個人が持つ「感性」で自分を知ることが一番の自立、強みだと思うから。

 

精神的にも経済的(物質的)にも自立できることは理想です。

 

ただ、物質より先にこころ(精神)の自立、心を養うことこそ、私たちがもう一度取り掛かることではないでしょうか。

 

手足を使って触れる、掴む、文字を書く、歩く、走る、乗り物を操る。

空気を吸ったり、食べ物を味わったり、

美しい景色、匂いを嗅いだり、音楽を聞いたり、手で触って外側の世界を学ぶ。

 

生まれてから死ぬまで、私たちは絶えず外側から取り入れて全身でその「刺激」を経験・体感して自分を知っていく。

 

古典のヨガはその逆をゆきます。

 

本当の自己理解とは、本当の安心とは、外側から与えられるものではなく、自分の内側から見出し、受け入れ、感じていく。

 

客観的に自分が生まれ持った性質を知る上で、天体から見た占星術アーユルヴェーダのドーシャチェックもとても有用です。

 

自分自身とのスキンシップも誰かに施すマッサージも心を育むためにとても大切なことです。

 

ですが、情報や承認を与えられるままにいるとそれは外側の何かに「もっともっと」と「依存」のような感覚をもたらすと感じた経験がありました。

 (本当に欲しいものを欲しい!と口に出すことは心を強くする上で必要ですよ)

 

私も自分の肌に触れて「今日は調子いい♪」と嬉しくなるし、

 

誰かに触れられたり、褒められたら嬉しくなるし、

 

正しくその思いを受け取れることも喜びとなり、自信へと繋がります。

 

そういった外側の世界の豊かさ・存在のありがたさを踏まえた上で、

 目を閉じて五感を沈めて、自分の内側に浸っていく。

 

誰かの評価に左右されず、自分へのジャッジも手放していく。

 

これはナルシスト的でもなく、必死に行うことでもなくただ静かに自分を感じて心の目で自分を観察していく作業。

 

 

(ルーティンのように)日々同じアーサナ(ポーズ)を繰り返していくことで、

育ちながらに不必要に身についてしまった習慣、癖をおとして落として

 

生まれたところに立ち帰ったとき、「自分は尊い存在なんだ」と実感する。

 

勿論、精神面だけでなく、

肉体的にも力みが減り、

緊張した自律神経がゆるみ、

 

セロトニンオキシトシンといった多幸感をもたらすホルモンが分泌されます。

 

心地よさを味わうし、緩んだことで骨格や内臓器官も正しい位置に自然と帰っていきます。

 

ネガティヴもポジティブもどちらもあるから自分なんだと、

総合的に自分自身の存在を敬えたとき、

初めて外側とのポジティブなコミュニケーションが取れる。

 

ポジティブなコミュニケーションとは、

自分も相手の存在も同じ「神聖な命」であると敬い、やさしい心・愛を持って接すること。

 

そこには、自分や誰かを上にしたり、下にしたりすることなく平等に対等に見つめる目があります。

 

時には「嫌いだー!苦手だー!理解できない!」と苛立つこともあるかもしれない。

 

でもそれはそれでいい。

前のブログにも書きましたが、感情は人生を豊かにするスパイスでもあるから。

 

自分を「神聖な存在」と受け入れることができたら、

 

自分の置かれた環境にどんな変化があっても、

まず一呼吸おいて、

「さて、どうして行こうか」と

肩の力が抜けて、ちょうどいいポジティブな自分でいられるはずです。

 

内側から生きる道を見出せることほど強いものはないなーと私も日々感じています。

 

私がヨガやアーユルヴェーダを通して、

お伝えしているのは人生をポジティブに生きていくための心の在り方。

 

巷には上手なコミュニケーション術など、たくさんのアイデアが存在します。

それは喜ばしいことですが、どこか頭でばかりで学ぼうとする。

 

古代からの受け継がれてきたものには「感性・こころ」が宿ります。

 

それこそ、本物だと思いませんか?

 

過去の記憶や経験の積み重ねでいまを生きていますが、

宇宙が今でも拡大しているように、私たちの脳神経シナプスも退化していくばかりではなく、

何歳からでも再構築していけるのだと

身を以て実感し、やっぱりこれを伝えたい!と思うのです♪

 

 

ちょっと小難しい硬い文章になりましたが、

静かにゆるみ内側かわヨガをすることの

面白みや大切さなどが少しでも伝わったら嬉しいです^^

 

こんな記事を書き始め、読み直し、訂正しと繰り返していたら、

雨引観音さまからヨガ教室再開のお許しをいただけました!

 

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6・7月の限定開催です。

ウイルス対策として、最大5名・時間も60分と小規模で行います。

 

参加ご希望の方は早めにご連絡をお願いします。

reserva.be

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございます♪

 

理恵

 

Diya-Sanga

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